ユーザーの声

CUSTOMER VOICE

柳川様

シッカンちゃん

“区切り”をつけても
いいのかなと
思ったんです

ゴールデンレトリバーのシッカンちゃん。亡くなって20年以上が経ちました。はなおりとともに新たな一歩を踏み出した柳川さんに話を聞きました。

生後3か月で柳川家にやってきたシッカンちゃん

人懐こくて来客にも人気者の“シッカンちゃん”

人懐こくて来客にも人気者の
”シッカンちゃん”

ペットと一緒に住むのは、シッカンちゃんが初めてだった柳川さん。「“シッカン”は、スウェーデン映画の『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』の登場犬がかわいくて、そこから名付けたんです。」

生後3か月で柳川家にやってきた
シッカンちゃん

「シッカンが2歳のときに、長男が生まれました。そのときシッカンはごはんも食べなくなって、斜に構える時期がありました。いわゆるストレス状態ですね。それまでシッカンだけに注がれていた愛情は、息子が生まれたことで“アイドルの座がとられた”と思ったのかもしれないですね。」

当時のライバル?!息子さんも語ってくれました。
「よくシッカンにまたがって“馬じゃないんだから”って怒られてました。僕にとっては本当に仲の良い遊び友達でした。僕より前から柳川家にいましたからね!」

やきもちの
時期を超えて
ふたりは大の
仲良しに

やきもちの時期を超えて
ふたりは大の仲良しに

シッカンちゃんとの別れ、20年を経てはなおりとの出会

シッカンちゃんとの別れ、
20年を経てはなおりとの出会い

シッカンちゃんは6歳の時に、事故で亡くなりました。火葬後は、分骨して半分をペット霊園へ納骨、半分は自宅に連れて帰りました。
「シッカンが亡くなって20年以上、寝室のクローゼットの上に骨壺を置いて、朝と晩は手を合わせてきました。どうしても感じてしまう“骨壺感”を抑えるためにハンカチで骨壺を包んだりもしました。」

はなおりは、たまたま記事を見つけた息子さんに紹介されたそうです。
「最初は骨壺と同じ役割になるのではと思いました。でもずっとこのままにはしておけないと思っていたので“土に還す”というのはいいのかもと思いました。」

息子さんはお母様からの前向きな反応に当初少し驚かれたといいます。また、のちに柳川さんはこんなことも話してくれました。
「息子からの話でなければ、はなおりをこんなにはやく知ることはなかったですね。信頼できる人の声がきっかけとなり背中を押してくれました。私も友人にはなおりをすすめてみようと思っています。」

花などを添えて寝室のテーブルで

骨壺をあけてみて改めて気づいたことがあった

骨壺をあけてみて改めて気づいたことがあった

はなおりが届いて、柳川さんが自分で収骨したといいます。
「シッカンが亡くなって初めて、骨壺をあけました。骨壺の中では骨が下に堆積していて、上は空洞になっていました。それを目にしたとき“もう区切りをつけてもいいのかな”って思ったんです。骨壺に朝と晩、毎日手をあわせてきた中で、魂もはいっているって思っていたんでしょうね。骨壺を開けて、その中には骨だけがはいっていて。そのことに改めて気づいたんです。時がたって、私の気持ちもいつしか整理できていたのかもしれません。」

花などを添えて寝室のテーブルで

「はなおりに収骨した後、背丈が今までの骨壺より小さかったのでテーブルにおろしてみたんです。テーブルの上にあっても気にならない大きさとデザインですね。今は花と一緒に飾っています。」

前に進んでもいいと思えたこと、それが〝区切り”

前に進んでもいいと思えたこと、
それが“区切り”

柳川さんが話の中で何度か使っていた“区切り”という言葉。その意味を尋ねました。
「今まで朝晩シッカンに手をあわせてきました。でも今は話したいときに話しかけたらいい、触れたいときに触れたらいいって思うようになったんです。ずっと繰り返し続けてきたことをやめて、前に進んでもいいと思えたこと、それが“区切り”なのかなと思います。」

区切りを迎えた柳川さんは、これからの話をしてくれました。
「いつかゴールドクレストと一緒に樹木葬も考えています。この木ならすくすく育ってくれそうだから。庭の一角にスペースだけは用意したんですよ。でもまだ、ゆっくり考えようと思ってます。」

はなおりがきてから、シッカンちゃんはテーブルの上でいつも生活の中にいます。家族の会話にもよく出てくるようになったそうです。「20年以上前のことだからうまく話せるかしら?」と最初に話していた柳川さん。それをまったく感じさせない、鮮明な思い出やあたたかいまなざしが、終始伝わってきたのが印象的でした。